ダンゴムシの「交替性転向反応」をめぐるBALM仮説を疑う高校2年生・・・第11回高校生科学技術チャレンジ

JSEC2013  第11回高校生科学技術チャレンジ

JSEC2013 第11回高校生科学技術チャレンジ

朝日新聞社、テレビ朝日が主催する
高校生科学技術チャレンジ」は、
世界で通用する科学者や技術者を目指す高校生のコンテストです。
24日の朝刊で文部科学大臣賞などを受賞した7研究が紹介されていました。
実にハイレベルな実験や研究で、驚くばかりです。

その研究テーマを書き出してみましょう。
ユーザーインタラクションを用いた楽曲の構造理解システム〜ボーカロイドとニコニコ動画を題材に〜 灘高2年矢倉君
ハクセンシオマネキの歩行の数理モデル化 宮崎県立宮崎大宮高3年望月君
塩害に強いあじさいを用いた色素増感太陽電池〜被災地から復興へ〜 宮城県仙台第二高2年山中さん
ヒマワリの種子の配置・成長と繁殖戦略 茨城県立日立第一高 柴田・原野・鈴木さん
縞状鉄鉱層の形成過程 千葉県立薬園台高3年本松さん
泥団子が球形を維持できるのはなぜか〜粒型と表面張力の観点から〜 京都市立堀川高2年三宅君

なかなか”すさまじい”ですね。
しかし、何といってもすごいのは、
文部科学大臣賞を受賞した富山県立高岡高校2年林靖人君の研究です。
ダンゴムシの左右交互に曲がる行動がどのように起こるか〜触覚の役割からそのメカニズムに迫る〜

第11回高校生科学技術チャレンジ 朝日新聞2013/12/24

第11回高校生科学技術チャレンジ 朝日新聞2013/12/24

ダンゴムシは障害物にぶつかると左右交互に曲がる「交替性転向反応」を示します。
それは足にかかる付加を左右均一にするためと考えるのが定説となっているそうです(BALM仮説)。

ダンゴムシ迷路をかけぬける! from Ach Pfui on Vimeo.

ところが彼は、ダンゴムシが障害物に接触した触覚と逆方向に曲がることを観察し、BALM仮説に疑問を持ったというのです。すごい高校生がいたものです。(ちなみに彼はどうやら小学生のときにダンゴムシの「交替性転向反応」にみずから気づいていたようです。)

日本の科学技術を支える未来の研究者たちの姿は
高校生科学技術チャレンジ2013の公式サイトで見られます。
http://www.asahi.com/shimbun/jsec/