平成28年度埼玉県の高校入試問題 社会 

平成28年度埼玉県公立高校入試の社会の問題は、全体的に平易な問題が多く、受験者平均点は高くなることが予想されます。

一問一答的な暗記で得点できる問題もあれば、知識はなくても資料を読み取れば良い問題もあります。ただ、配点の高い記述問題の攻略が高得点のカギになることは間違いありません。記号や単語で答える問題ではなく、文章で答えさせる記述問題は、日頃の勉強の仕方が問われる問題です。

埼玉入試に出た記述問題

教科書の太文字の項目を覚えることは勉強のいろはですが、太文字単語を説明する文こそ注意を払って読むべきです。つまり用語を説明できるようになれば、記述問題はOKなのです。入試で問われた内容と、それが教科書でどう書かれていたのかを確認してみましょう。

地中海性気候の特色

イタリアには梅雨はなく、6〜8月の夏は暑く、乾燥しています。昼間は連日30℃をこえますが、夜になると気温は下がり、はだ寒くなります。雨の多くは冬に降ります。
教科書「新しい社会 地理」(東京書籍) P27、41

石油化学コンビナートが臨海部に集中している理由

工業原料の輸入に適した東京湾の臨海部には石油化学コンビナートや製鉄所、火力発電所、製粉工場などの大工場が立ち並び・・・
教科書「新しい社会 地理」(東京書籍) P206

ワカタケル大王が中国の宋に使いを送った理由

また南朝の宋の歴史書である『宋書』には、同じころ、倭の王としての地位と、朝鮮半島南部の軍事的な指揮権とを中国の皇帝に認めてもらおうとして、たびたび使いを送ったことが記されています。
教科書「新しい社会 歴史」(東京書籍) P33の図表参照

満州国の建国を国際連盟から認められなかった日本がとった対応

国際連盟はリットンを団長とする調査団を派遣して調査を行い、1933年、総会で満州国を認めず、日本軍の満鉄沿線への撤兵を求める勧告を採択しました。これに反発した日本は国際連盟を脱退しました。
教科書「新しい社会 歴史」(東京書籍) P202

衆議院の選挙が4年の任期を待たずに行われた理由

教科書「新しい社会 公民」(東京書籍) P75

所得税における累進課税の課税方法

所得税には、所得が多くなればなるほど税率が高くなる累進課税の方法がとられています。
教科書「新しい社会 公民」(東京書籍) P131

どれも定番中の定番といってもいいような問題でしたが、ワカタケル大王に関する問題は答えられた生徒は少なかったかもしれません。どれだけ教科書を読み込み、理解していたかが問われる問題でした。

和歌山県といえば? 地理の力と連想力

記述問題ではありませんが、大問2の問2の問題に注目してみたいと思います。
syakai28
牧草地の割合が多いのが北海道ですが、その他のグラフは秋田県、和歌山県、鹿児島県のどれでしょうかという問題です。
グラフⅢは「田」の割合がダントツに多いので秋田県とすぐ分かります。注目はグラフⅡの「樹園地」ですね。樹園地は果樹園や茶畑などのことですから、グラフ2は、みかん・うめ・かきで有名な和歌山県のグラフだと分かります。秋田とくれば米、和歌山とくれば果樹、こうした都道府県のイメージを持っているかどうかが、地理では重要になります。ビジュアルなイメージを持つことも学習においては必要です。

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