平成28年度埼玉県公立高校入試 理科の問題

理科の入試問題では毎年数問の「記述問題」が出題されます。今回は雲の発生のメカニズムや食物連鎖による生物の個体数の変化、電池内の化学変化、光の屈折の仕組みなどを説明させる問題が、身近に体験できることがらや、実際の生活に結びつけられて出題されました。“理科”という科目は単なる暗記科目ではなく、計算問題、説明させる問題、時には馴染みのないことでも「推測」させる問題など幅広く問われ、このようなことが理科に対する苦手意識を増幅させているかもしれません。

スーパーセル

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しばしば生徒から「この問題はどのように解くのか」と問いかけられます。もちろんそれを学ぶことも大切ですが、理科、科学の根本は「なぜそんなことが起こるのか」ということに対する探求です。例えば「なぜ雲は発生するのか」を記述させる設問がありましたが、「なぜ、水の入ったコップや冬の窓の内側に水滴がつくのか」に答えることができれば、正答のきっかけになったのではないでしょうか。
身近に体験できることがらに対する「なぜ?」に答えることができれば、「どのように」問題を解けば良いかも理解しやすいと思います。“How?”と“Why?”、理科の苦手克服の手がかりはこれかもしれません。