平成30年度埼玉県公立高校入試 社会の問題は全体の3分の1が文章記述問題

社会の問題は全体として基本的な問題で構成されており、基本事項をコツコツ覚えてきた生徒にとっては努力が活かされる試験問題だったと思います。
記述問題の中でも、文章で答える問題は全部で33点と、大きなウエイトを占めています。

大問1問4 冷帯と寒帯の樹木の生育の違いを、気温と関連づけて答える問題(5点)
冷帯(亜寒帯)は夏の気温が高くなる点にふれる必要があります。地理の教科書(東書)のP36に次のように書かれています。

冷帯は、シベリアのように冬には寒さがとても厳しくなります。しかし、夏には気温が上がるため、樹木が育ち、針葉樹やしらかばの森林が広がっています。

大問2問4(1) 瀬戸内に属する丸亀市でため池が利用されてきた理由を気候と土地利用に着目して答える問題(5点)
これも教科書のP193で習っています。

降水の少ない瀬戸内では、水不足を解消するため、さまざまな工夫が行われてきました。ため池で農業用水を確保してきたほか(・・・)

大問3問5 江戸幕府の外国船に対する対応がどのように変わったのかを海外の出来事に触れながら答える問題(5点)

アヘン戦争を契機に異国船打払令を緩和したことを問う問題は定番のひとつ。

忠邦は、アヘン戦争で清がイギリスに敗れたことを知ると、異国船打払令をやめ、日本に寄港した外国船には燃料のまきや水を与えるように命じる一方で、軍事力の強化を目指しました。(新編新しい社会 歴史 P133)

大問4問3 原敬の政党内閣の特色を政党名にふれながら答える問題(5点)

政党名を答えさせるところがポイント。立憲政友会、書けたかな? 

大問5問3 衆議院で可決後、参議院で否決された法律案を衆議院で再可決するときの条件を「出席議員」という語を用いて答える問題(4点)
再可決の条件が問われましたが、「出席議員」という一番間違ったり抜けてしまったりするキーワードを与えられているので、ずいぶん親切な問題。

大問5問5 政府が国債を発行する理由を「歳出」と「税収」の2語を用いて答える問題(4点)
よく似た図は教科書のP149に出ています。

政府の収入は、原則として税金によってまかなわなければなりません。しかし、税金だけでは必要な収入をまかなえない場合、公債(国の場合は国債、地方の場合は地方債)を発行して、資金を借り入れます。「新編新しい社会 公民」より

大問6問2 タイの貿易(輸出)の変化を輸出総額と輸出品の特色に着目して答える問題(5点)
機械類・自動車・石油製品などをひっくるめて「工業製品」といいます。このことばを覚えておくと記述がスムースに行きます。

ニュートン学院

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