9月から北辰テストが変わるらしい。「極力」県公立入試に近づけた出題に。

9月から北辰テストが変わるらしい。変更点は大きく2点。
①出題内容と形式を県公立入試に「極力」近づける
②採点方式を「デジタル採点方式」に変更する

埼玉県公立高校の入試問題に「極力」近づける、すなわち記述問題の出題を増加させるというのは、それじしんは大歓迎です。実は北辰テストの最大の問題点は、出題傾向が県公立入試とずれていることでした。例えば、数学の作図問題や図形の全証明問題が北辰テストにはありません。理科や社会の記述問題もありません。また英語のリスニングや英作文問題もありません。受験生を苦しめる、あの理科・社会の記述問題もありません。国語の作文問題も一部実施されるようになりましたが字数が少なすぎます。そんな状況が、ずっと続いていました。

一方で、公立入試そっくり問題を出題するUPテストが台頭したり、自治体レベルで中学生には校長会テスト(入試そっくりテストだと思われる)が行なわれるようになりました。そのような流れの中で北辰テストもようやく重い腰をあげ、改革に乗り出したのかもしれません。

さまざまな課題が考えられます。記述問題は基本的に配点が高いのですが、各高校の裁量で部分点が認められています。ただ、一般的に上位校は厳しめに採点し、下位校は甘めに採点する傾向があります。北辰テストが部分点を付けるとき、どのような基準で行なうのでしょうか? 例えば国語の作文の配点は16点満点ですが、減点の基準は示されるのでしょうか?

問題傾向が変わることで、とくに記述問題が増えることは、生徒の偏差値にどんな影響が出るでしょうか。それはよく分かりません。ただ、記述問題対策などは少し早めに取り組む必要がありそうです。

採点方式をデジタル採点方式に変更するとのことですが、これはもうあらゆるテストの標準になりつつあります。生徒にとっては、スキャンされた答案用紙に◯×が付けられるため、復習する時にどこを間違ったのかすぐに分かるという利点があります。北辰図書がサンプルを配布していたので一部紹介しましょう。
まずは英語。英作文問題が目を引きます。入試のためにはこれははずせません。しかし採点は難しい。

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 英語

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 英語

次に数学。作図問題と全証明問題があります。

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 数学

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 数学

次は国語。作文の量が増えています。

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 国語

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 国語

理科。記述問題に注目。

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 理科

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 理科

最後に社会。これも記述問題。

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 社会

北辰テスト「デジタル採点」サンプル 社会

採点内容をめぐっては少し混乱も予想されますが、少しずつ良いテストになることを望みます。なんといっても県公立入試に絶大の影響力を持っているのが北辰テストなのですから。

ひとつ要望をあげるなら、生徒から内申点を提示させ、テストの点数と内申点との合算で志望校判定を行なうようにしてもらいたいものです。数年かけて準備をすることはできないものでしょうか。

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