『完訳ファーブル昆虫記』この夏は昆虫の本でも読んでみては。

2005年から刊行が始まった奥本大三郎氏による『完訳ファーブル昆虫記』(集英社)は第10巻の下が出て見事完結しました。ファーブル昆虫記は誰もが少しは触れたことがあるとしても、全てを読んだなどという人はよほどの虫好きを除いてそうそういるものではないでしょう。
完訳ファーブル昆虫記 第10巻 下
そもそも本家フランス以外にファーブルの『昆虫記』の完訳が存在する国は日本だけなのだそうです。しかも奥本氏の完訳は日本で4番目だというのですから、日本人の昆虫好きは他に類を見ないものなのです。

今回の完訳が、しかし、画期的なのは、奥本氏がフランス文学者であり、しかも筋金入りの「虫屋」だということです。(「虫屋」の定義はこちら)「虫屋」が訳した『ファーブル昆虫記』、奥本氏の仕事が日本における『ファーブル昆虫記』の決定版となるだろうと評価されている理由はそこにあります。

読んでみたいところですが、少々値が張ります。
完訳でなくても良いのなら、小・中学生にも手が届きやすいところでは、
ジュニア版ファーブル昆虫記 全8巻セット (ジュニア版ファーブル昆虫記)

入門編としてはこれもオススメです。
ファーブル先生の昆虫教室

この夏は、昆虫の本片手に、小さな虫の観察などいかがでしょう?